大荒れ気味の秋華賞
かつては、函館記念と並んで荒れる重賞として名を馳せたのが秋華賞である。
同レースが創設された1996年に、単勝1.7倍の支持を受けたエアグルーヴが10着に負けたときからその歴史は始まった。
1998年には14番人気のナリタルナパークが2着に追い込み、1999年には12番人気・10番人気のブゼンキャンドルとクロックワークが先行馬が崩れたところに飛び込んでいる。
最近はその大荒れの性格もなりを潜めつつあったが、2008年に3連単で約1,000万円、3連複でも100万円以上という特大の万馬券をはじき出し、荒れる重賞のポテンシャルをみせつけた。
その2008年を除いては、勝ち馬は1・2番人気以内の馬で占めらている。
さらに、なぜか1番人気より2番人気の馬が勝つことが多い結果となっている。
1番人気馬は、[3-2-2-3]で、複勝率が70%、2番人気馬は、[6-1-1-2]で複勝率80%の結果を残している。
信頼できる1・2番人気は、春のGIを人気で勝ってきた馬、できれば春2冠を制した馬だ。
2010年のアパパネや2003年のスティルインラブがそのタイプといえる。
逆に信頼できない馬は、春GIを人気になりながら勝ちきれず、善戦止まりだった馬である。
2006年のアドマイヤキッスはこのタイプで、武豊騎手騎乗ということもあり、人気が先行してものと考えられる。
比較的堅実だが、荒れる要素はいつでも十分にあるGIというのが同レースの特徴といえよう。